化学科の皆様

10月25日(水)16時30分より講演会を開催します。

講師：時任 宣博 博士（京都大学理事・副学長、化学研究所特任教授）
講演題目：重い典型元素を含む未踏分子創製の探究
場所：南7号館4階会議室

講演概要：演者らは、独自に開発した立体保護基を活用する速度論的安定化の手法を用いて、多数の興味深い未踏典型元素低配位化合物群を合成・単離することに成功し、その特異な構造・物性を解明してきた。その研究手法の特徴は、対象典型元素を限定することなく、様々な族、周期の元素を含む新規な低配位化学種の合成・単離に取り組み、その構造・物性を系統的に研究し、元素特性の相違点、類似点について検証を行った点である。さらに、それらの高周期典型元素化合物を用いた拡張π電子系の構築、遷移金属錯体形成、小分子活性化などに展開し、新規反応を含む新しい領域を開拓することにも成功している。本講演では、その研究の動機・背景も含めてこれまでの成果を紹介する。

多数の皆様のご参加をお待ちしています。
問い合わせは狩野まで。

狩野

時任宣博先生 講演会ポスター